~美術館~ ドイツ アプタイベルク美術館
ドイツのメンフェングラートバッハの「アプタイベルク美術館」には、現代美術ファンには必見でしょう。
「アプタイベルク」とは、修道院の丘を意味します。
美術館のあるあたりにかつてベネディクト派の修道院があったからです。
●アプタイベルク美術館
ドイツのメンフェングラートバッハは、ディッセルドルフの西へ約30キロメートルいったところにある小さな都市です。しかし、その中央駅の駅舎は、アールヌーボーの趣をたたえ、なかなか雰囲気のあるものです。
この中央駅を出て正面の駅前広場を横切って走っているのが、ヒンデンブルク通りです。この通りを左側へ向かって歩いていくとやがて、ビスマルク通りにぶつかります。ヒンデンブルク通りと、ビスマルク通りが、要するにメンフェングラートバッハのメインストリートとなります。
このヒンデンブルク通りをここから少しずつ右へとカーブしながらのぼっていくと、やがて森がある通りと交差します。この森の脇を少しいくと、現代美術の素晴らしさで名高い「アプタイベルク美術館」に出ます。
美術館の近くには、市の市庁舎があります。これはかつて修道院だった建物を、市庁舎として利用したものです。アプタイベルク美術館を訪れたなら、その隣接して建つ大聖堂も見学してみてください。旧修道院付属の境界で11~13世紀に建てられたものです。
アプタイベルク美術館は、火曜日~日曜日までの10時から18時までの開館です。月曜日は休みとなります。
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ルーヴル美術館のモナ・リザや、ミロのヴィーナス。
オルセー美術館のモネやマネといった印象派の珠玉の数々。
こういった「印象派」の作品というのは、具体的にはどのようなものなのでしょう?
印象派は、マネの「オランビア」・モネの「ルーアン大聖堂」・ルノアール「ムーラン・ド・ラ・ギャレト」・ドガ「浴女」・その他ピサロなどが有名です。
1860年代頃、フランスのサロンに反対して起った派で、対象の瞬間を印象付けようとしたものです。
光と空気で対象を包み込むように描かれています。
また、印象派以外にも古代オリエントやローマを別にしても、ルネサンス以降にいろいろな派閥が登場しています。
有名なルーヴル美術館のミロのヴィーナスは、古代ギリシャ、ヘレニズム時代の作品です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」はルネサンス期にあたり、14世紀のイタリアではじまり、16世紀まで続いた「古代ギリシャ・ローマの復活と再生の時代様式」と言われるものです。
フランドル絵画、オランダ絵画、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義、写実主義、点描派や後期印象派など・・・。
いろいろな派閥があり、美術品にあまり詳しく一般的な人は戸惑ってしまうことでしょう。
専門家ではないのですから、詳しく論じられる知識を身につける必要はありません。しかし、知っているのと知らないのとでは観る目が違ってきます。
少し「予習」をして基本的な知識を身につけてから美術館めぐりをすれば、そうでない場合に比べて作品をより堪能できることでしょう。
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