キュビズム

パリの美術館では時代ごとにそれぞれの作品を扱っています。

ルーヴル美術館は、古代から1858年を担当しています。

オルセー美術館は2月革命~第1次世界大戦までの1858年~1915年を、そしてポンピドゥー・センターの中にある(4階と5階・・・フランス語では3階と4階にあたります)国立近代美術館が、1915年以降から、と3大美術館で美術史を網羅している形となります。

では、現代芸術とは、いったいどういうものをいうのでしょうか?

ポンピドゥー・センターで扱っているものは次のものです・・・●キュビズム、●シュルレアリスム、●フォーヴィズム、●抽象表現主義、●アンフォルメル、●表現主義、そして●ダダイズムです。

特に、ポンピドゥー・センターの国立近代美術館では、ピカソやミロを常設展示していますが、このピカソはキュビズム、ミロはシュルレアリスムに属します。

なかでも、おなじみのピカソが属するキュビズムとは何か、ちょっとだけ簡単にご説明します。

●キュビズム・・・「自然界のすべてのものは、球、円盤、円筒の形をしている」という、セザンヌの考えを発展させた1907年ごろ以降の芸術家たちによってすすめられました。

対象を幾何学的な基本図形に還元し、その展開図を描くような手法で多角的、同時的に描きます。世界を再構成しようとしているものです。

具体的には、ピカソ、ブラック、ドローネー、レジェらの作品がこれに該当します。ポンピドゥー・センターでは、グリスの「ピエロ」(1919年)は、必見です。

キュビズムの作品をみると、現実を・・・私たちの心の世界をこんな風に表現できるのか?と不思議な気持ちになります。ポンピドゥー・センターのゆったりとした空間のなかで観るとその思いがいっそう濃厚になるのを感じます。

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美術史を「予習」してから、美術館へ・・・

ルーヴル美術館のモナ・リザや、ミロのヴィーナス。

オルセー美術館のモネやマネといった印象派の珠玉の数々。

こういった「印象派」の作品というのは、具体的にはどのようなものなのでしょう?

印象派は、マネの「オランビア」・モネの「ルーアン大聖堂」・ルノアール「ムーラン・ド・ラ・ギャレト」・ドガ「浴女」・その他ピサロなどが有名です。

1860年代頃、フランスのサロンに反対して起った派で、対象の瞬間を印象付けようとしたものです。

光と空気で対象を包み込むように描かれています。

また、印象派以外にも古代オリエントやローマを別にしても、ルネサンス以降にいろいろな派閥が登場しています。

有名なルーヴル美術館のミロのヴィーナスは、古代ギリシャ、ヘレニズム時代の作品です。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」はルネサンス期にあたり、14世紀のイタリアではじまり、16世紀まで続いた「古代ギリシャ・ローマの復活と再生の時代様式」と言われるものです。

フランドル絵画、オランダ絵画、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義、写実主義、点描派や後期印象派など・・・。

いろいろな派閥があり、美術品にあまり詳しく一般的な人は戸惑ってしまうことでしょう。

専門家ではないのですから、詳しく論じられる知識を身につける必要はありません。しかし、知っているのと知らないのとでは観る目が違ってきます。

少し「予習」をして基本的な知識を身につけてから美術館めぐりをすれば、そうでない場合に比べて作品をより堪能できることでしょう。

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