~美術館~ ルネサンスとフランドル絵画
古代オリエント~古代エジプト~ギリシャ~ローマの時代を経て、ルネサンスの時代へと入った美術史。
●ルネサンス
古代ギリシャ・ローマ文化の再生の時代様式を「ルネサンス」と呼びます。
14世紀イタリアにはじまり、16世紀まで続きました。調和と統一、安定感、自然らしさを特徴とします。
ルーヴル美術館所蔵作品としては、レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」はあまりにも有名です。また、ラファエロの「美しき庭師の聖母」も必見です。
この時代の絵画の特徴は、遠近法にあります。
遠近法の発達によって、絵画に奥行きと広がりが生まれたのです。
●フランドル絵画
ルーヴル美術館の傑作中の傑作と呼ばれているのは何でしょう?
古代ギリシャの傑作、ヘレニズム期の「ミロのヴィーナス」?それともルネサンス時代のレオナルド・ダ・ヴィンチ作「モナ・リザ」でしょうか?それとも・・・?
いずれも甲乙つけがたく、またつけられるものでもありませんが・・・実は、ファン・アイクの「ニコラ・ロランの聖母子」が、そう呼ばれている作品なのです。
15世紀のフランドル絵画時代の作品です。
15世紀に、油絵の技法が発見され、発達したのが、フランドルにおいてです。その油絵技法によってはじめて、細部にわたる緻密な表現や写実性、つややかな画面が可能になったといわれます。そしてこれが「フランドル絵画」の特徴となっています。
ファン・アイクの「ニコラ・ロランの聖母子」の他、マッサイスの「金貸しとその妻」も非常に有名な「傑作中の傑作」でしょう!
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ルーヴル美術館のモナ・リザや、ミロのヴィーナス。
オルセー美術館のモネやマネといった印象派の珠玉の数々。
こういった「印象派」の作品というのは、具体的にはどのようなものなのでしょう?
印象派は、マネの「オランビア」・モネの「ルーアン大聖堂」・ルノアール「ムーラン・ド・ラ・ギャレト」・ドガ「浴女」・その他ピサロなどが有名です。
1860年代頃、フランスのサロンに反対して起った派で、対象の瞬間を印象付けようとしたものです。
光と空気で対象を包み込むように描かれています。
また、印象派以外にも古代オリエントやローマを別にしても、ルネサンス以降にいろいろな派閥が登場しています。
有名なルーヴル美術館のミロのヴィーナスは、古代ギリシャ、ヘレニズム時代の作品です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」はルネサンス期にあたり、14世紀のイタリアではじまり、16世紀まで続いた「古代ギリシャ・ローマの復活と再生の時代様式」と言われるものです。
フランドル絵画、オランダ絵画、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義、写実主義、点描派や後期印象派など・・・。
いろいろな派閥があり、美術品にあまり詳しく一般的な人は戸惑ってしまうことでしょう。
専門家ではないのですから、詳しく論じられる知識を身につける必要はありません。しかし、知っているのと知らないのとでは観る目が違ってきます。
少し「予習」をして基本的な知識を身につけてから美術館めぐりをすれば、そうでない場合に比べて作品をより堪能できることでしょう。
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