~美術館~ パリの主な美術館
「芸術の都」フランスのパリには、ルーヴル美術館、オルセー美術館をはじめとして数多くの美術館があります。
そしてそれぞれの美術館には、美術の教科書に載っているような著名な作品が収められています。
フランスのなかでも、パリの美術館だけをみても、次のような美術館があります。
●ルーヴル美術館・・・古代から19世紀半ば2月革命までの作品
●オルセー美術館・・・2月革命以降、印象派中心。
●オランジュリー美術館・・・モネや印象派の画家の色彩あふれる美術館。「睡蓮」など。
●国立近代美術館・・・ポンピドゥー・センターのなかにあり近代美術の作品を展示。
●ジュ・ド・ポーム国立ギャラリー・・・もと印象派の美術館だったものが、現代美術館として再オープン。
●プティ・パレ・・・グラン・パレと通りを挟んで対になって建てられています。グラン・パレが科学博物館、展示場なら、プティ・パレは、印象派やレンブラントなどの常時展示がされています。
●ロダン美術館・・・もともとロダンが住んでいた居城。中庭を散策しながら、「考える人」に出会えます。
●ギュスターヴ・モロー美術館・・・モローの作品を展示。彼の幻想的な絵画を展示するのにぴったりな?ちょっぴりいわくありげなこぢんまりとした美術館。
●ピカソ美術館・・・新しくパリにオープンしたピカソのための美術館。膨大な彼の作品や、資料に会えます。
●ブーデル美術館・・・ブールデルの彫刻が木々の合間に置かれる美術館。
●マルモッタン美術館・・・オランジュリー美術館同様、モネ好きにはぜひ訪れていただきたいモネの美術館。「睡蓮」は必見!
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ルーヴル美術館のモナ・リザや、ミロのヴィーナス。
オルセー美術館のモネやマネといった印象派の珠玉の数々。
こういった「印象派」の作品というのは、具体的にはどのようなものなのでしょう?
印象派は、マネの「オランビア」・モネの「ルーアン大聖堂」・ルノアール「ムーラン・ド・ラ・ギャレト」・ドガ「浴女」・その他ピサロなどが有名です。
1860年代頃、フランスのサロンに反対して起った派で、対象の瞬間を印象付けようとしたものです。
光と空気で対象を包み込むように描かれています。
また、印象派以外にも古代オリエントやローマを別にしても、ルネサンス以降にいろいろな派閥が登場しています。
有名なルーヴル美術館のミロのヴィーナスは、古代ギリシャ、ヘレニズム時代の作品です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」はルネサンス期にあたり、14世紀のイタリアではじまり、16世紀まで続いた「古代ギリシャ・ローマの復活と再生の時代様式」と言われるものです。
フランドル絵画、オランダ絵画、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義、写実主義、点描派や後期印象派など・・・。
いろいろな派閥があり、美術品にあまり詳しく一般的な人は戸惑ってしまうことでしょう。
専門家ではないのですから、詳しく論じられる知識を身につける必要はありません。しかし、知っているのと知らないのとでは観る目が違ってきます。
少し「予習」をして基本的な知識を身につけてから美術館めぐりをすれば、そうでない場合に比べて作品をより堪能できることでしょう。
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