~美術館~ ロンドン ナショナル・ギャラリー
海外旅行に何を求めるかは、人によって違いますね。
中にはギャラリー巡りをするという方もいらっしゃるでしょう。
ロンドンは、ナショナル・ギャラリーをはじめ、世界的にも著名な美術館がたくさんあります。博物館もその倍以上ありますから、美術館、博物館をまわるだけでも、どれほどかかるかわからないくらいです。
そのなかでもロンドンに来たら真っ先に目指したいのは? おそらく「ナショナル・ギャラリー」と・・・ほぼほとんどの人が?・・・答えるでしょう。
●ナショナル・ギャラリー THE NATIONAL GALLERY
ナショナル・ギャラリーは、1824年創設の歴史ある博物館です。やはり著名なあの「ルーヴル美術館」と比較しても、その規模、内容ともに決して引けは取らないと思います。
ナショナル・ギャラリーのコレクション
ナショナル・ギャラリーには、13世紀から20世紀初期までのヨーロッパ絵画を2000点以上、常時展示しています。なかでも、この美術館の目玉と言われるのが、イタリア絵画やフランドル派、オランダ派の絵画のコレクションです。
ナショナル・ギャラリーガイドツアー
膨大なコレクションを、限られた旅行の日程のなかですべて見るのはおそらく不可能です。そこで・・・どの美術館や博物館についてもそうですが、まずは「めぼしいもの」を抑えて、そのあと自分の気に入ったものをじっくりと見るというのもひとつの方法かもしれません。
ナショナル・ギャラリーでは、月曜日から土曜日まで1日2回、「館内ガイドツアー」を行っています。ほぼ1時間です。そのほか、火曜日から金曜日までは13時からは、50分間のレクチャーを開催しています。特定の絵画、アーティスト、話題などについて解説してくれます。
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ルーヴル美術館のモナ・リザや、ミロのヴィーナス。
オルセー美術館のモネやマネといった印象派の珠玉の数々。
こういった「印象派」の作品というのは、具体的にはどのようなものなのでしょう?
印象派は、マネの「オランビア」・モネの「ルーアン大聖堂」・ルノアール「ムーラン・ド・ラ・ギャレト」・ドガ「浴女」・その他ピサロなどが有名です。
1860年代頃、フランスのサロンに反対して起った派で、対象の瞬間を印象付けようとしたものです。
光と空気で対象を包み込むように描かれています。
また、印象派以外にも古代オリエントやローマを別にしても、ルネサンス以降にいろいろな派閥が登場しています。
有名なルーヴル美術館のミロのヴィーナスは、古代ギリシャ、ヘレニズム時代の作品です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」はルネサンス期にあたり、14世紀のイタリアではじまり、16世紀まで続いた「古代ギリシャ・ローマの復活と再生の時代様式」と言われるものです。
フランドル絵画、オランダ絵画、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義、写実主義、点描派や後期印象派など・・・。
いろいろな派閥があり、美術品にあまり詳しく一般的な人は戸惑ってしまうことでしょう。
専門家ではないのですから、詳しく論じられる知識を身につける必要はありません。しかし、知っているのと知らないのとでは観る目が違ってきます。
少し「予習」をして基本的な知識を身につけてから美術館めぐりをすれば、そうでない場合に比べて作品をより堪能できることでしょう。
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