ルーヴルからドラクロワ記念館へ

パリの「美術館フリーパス」を使えば、何度でも(また、種類によっては数日間にわたって)パリの美術館や主な史跡を訪れることができます。

ご存じでしたか?

そこで、たとえばこんな見方をしてみてはいかがでしょう?

まずは、おそらくルーヴル美術館へ訪れる方が多いのではないかと思います。そこで、ひと通り「目玉」となる作品を観ます。その後、たとえば、ロマン主義のドラクロワに何か、心に響くものを感じたとしましょう!

ルーブ美術館には、ドラクロワの「民衆を率いる女神」がありますからね。

そこであなたは、考えます。「日本に帰ってしまったら、もうなかなかこのように名画三昧の時間に浸ることはできないだろう。このドラクロワが自分に訴える「何か」をもっと探究してみよう!」

で、あなたはドラクロワについてもっと知ろうと・・・「ドラクロワ記念館」を訪れる・・・というものです。

賑やかなサン・ジェルマン大通りのサンジェルマン・デ・プレ教会の裏の小さな広場にある記念館です。

ドラクロワがかつてここにアトリエをもち、現在、そこが記念館として公開されているのです。

19世紀ロマン派の中心的人物だった、ドラクロワには案外?ファンが多いのではないかと思います。

ドラクロワ「民衆を率いる自由の女神」「サンダナバールの死」、あるいはジュリコの「メデュース号の筏」・・・人間の主観、感情の動きを大切にし、形式にとらわれない、個人の自由な創造を重んじました。新古典主義に対立して起こった芸術運動が「ロマン主義」です。

ギリシャ・ローマの古典様式を模範として、理想化された人間像を描いた新古典主義では、感情を抑えた整った形式のなかに美しさを求めたのとは対照的だったのです。

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美術史を「予習」してから、美術館へ・・・

ルーヴル美術館のモナ・リザや、ミロのヴィーナス。

オルセー美術館のモネやマネといった印象派の珠玉の数々。

こういった「印象派」の作品というのは、具体的にはどのようなものなのでしょう?

印象派は、マネの「オランビア」・モネの「ルーアン大聖堂」・ルノアール「ムーラン・ド・ラ・ギャレト」・ドガ「浴女」・その他ピサロなどが有名です。

1860年代頃、フランスのサロンに反対して起った派で、対象の瞬間を印象付けようとしたものです。

光と空気で対象を包み込むように描かれています。

また、印象派以外にも古代オリエントやローマを別にしても、ルネサンス以降にいろいろな派閥が登場しています。

有名なルーヴル美術館のミロのヴィーナスは、古代ギリシャ、ヘレニズム時代の作品です。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」はルネサンス期にあたり、14世紀のイタリアではじまり、16世紀まで続いた「古代ギリシャ・ローマの復活と再生の時代様式」と言われるものです。

フランドル絵画、オランダ絵画、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義、写実主義、点描派や後期印象派など・・・。

いろいろな派閥があり、美術品にあまり詳しく一般的な人は戸惑ってしまうことでしょう。

専門家ではないのですから、詳しく論じられる知識を身につける必要はありません。しかし、知っているのと知らないのとでは観る目が違ってきます。

少し「予習」をして基本的な知識を身につけてから美術館めぐりをすれば、そうでない場合に比べて作品をより堪能できることでしょう。

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